医院名 |
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やすだこどもクリニック |
院長 |
保田 由喜治 |
住所 |
〒194-0032 東京都町田市本町田920-1 |
診療科目 |
小児科、内科 |
電話番号 |
042-725-9056 |
RSウイルス感染症は、一般的には乳幼児の呼吸器感染症として知られていますが、どの年代の方にも感染します。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方が感染すると症状が重症化しやすく肺炎になることが報告されています。
現在、RSウイルス感染症に対する抗ウイルス薬はなく、対症療法しか治療法がない状況です。
そのため、罹らないように、罹っても重症化しないようにワクチンが開発されました。これが「アレックスビー」という新発売のワクチンです。
このワクチン接種によって、発症や重症化をおよそ80%程度軽減できるとされています。
対象は、60歳以上の方です。特に呼吸器や心臓、免疫疾患など基礎疾患のお持ちの方はおすすめです。
費用は、24,000円(税込26,400円)の1回接種です。
おじいちゃん、おばあちゃんに教えてあげてご検討ください。
正式名称は「カンナビジオール」といい、大麻植物から抽出された天然の健康成分です。
大麻と聞くと「違法なもの」「怖いもの」などマイナスのイメージしかないと思います。僕も最初はそうでしたが、今ではCBDオイルに関してはプラスのイメージしかありません。
大麻には医学の世界で有用とされている効果があり、世界50か国以上で医療用として使用されています。日本でも第二次世界大戦までは医療用で使用されており、GHQの命令で禁止薬物に指定されたそうです。
現在日本でも医療用の大麻成分の使用について検討されていて、厚生労働省には委員会が設置されていて近い将来使用可能になるでしょう。
大麻の成分には数百種類のカンナビノイドがあり、主なものとしてCBDとTHC(テトラヒドロカンナビノール)があります。THCには幻覚作用や依存性があり日本では麻薬に指定されている禁止成分です。
それに対し、CBDには幻覚作用や依存性がありません。日本で販売されているCBDは大麻草由来であっても厚生労働省の検疫所で認められたもののため合法です。我々の身体の中には内因性のカンナビノイドが存在していて、からだに優しい成分とも言えます。
当院で扱うCBDオイルは「PEACE V」という商品になります。
厚生労働省から許可を受けた国内製薬会社のCBDを使用しており、商品化の際、第三者機関による成分分析を実施しTHC成分や農薬、残留溶媒、微生物、重金属などの有害物質が含まれていないことが確認されています。
効果としては、
・睡眠の質の向上
・ストレスの軽減やリラックス効果
・炎症の緩和や健康な体調の維持
・自然なアンチエイジングと美容ケア
などがあげられます。
実際僕も使用しています。以前は年齢のせいか午前4時ごろ目が覚めてしまうことが多かったのですが、寝る前2~3滴試し始めたところ、ぴたっと起きなくなりました。その前はヤクルト1000も試していたのですが、あくまでも個人の感想ですが、効果は段違いです。
また、妻や義母は肌の張りと潤いが格段に増したと喜んでいます。
使用方法は、1~2滴を付属のスポイトで舌の下に滴下していただき、数十秒溜めてから呑み込んでください。無味無臭ですが、オイルですので少し脂っぽい感じはあるかもしれません。
飲むタイミングは用途によってそれぞれです。睡眠効果を期待するのであれば寝る前に、緊張を和らげるのであれば緊張する場面(例えば、面接やプレゼンなど)の前に飲むのが効果的でしょう。
子育ての場面でイライラすることもあるでしょう。そういったときに試していただけます。
肌のアンチエイジングにも効果があると思っていますので、毎日続けていただけると、モチモチ・ツヤツヤのお肌が期待できます。
当院では、一本税込6,000円で販売しています。
一日1~2回の使用ですと、2か月前後はもつと思いますので、費用対効果を考えると比較的お手軽に使用できると思っています。
一般的な睡眠薬などのお薬が効かない方やお薬に抵抗がある方など特におすすめです。なにせ、我々の身体の中にも似た成分が存在するのですから。
オランダやベルギー、スイス、アメリカのカリフォルニア州、タイなど世界ではメジャーに使用されています。
うんちくの様な話ですが、我々が普段食べている七味唐辛子には麻の種として使用されていますよ。
ぜひぜひ一度お試しください。
10月発行の「学校保健」に「百日咳」の文章が掲載されました。
ご一読いただければ幸いです。
最近テレビなどでやたらと、抗原検査がどうだとか抗体検査がどうだとか出てきますね。
なじみのない方にはイメージ着きにくいと思います。
感染症の検査で、抗原検査は、感染の原因そのものを検査する方法。
抗体検査は、感染によっておこる自分のからだの中のものを検査する方法です。
今回のコロナの場合、抗原検査はコロナウイルスの一部を見つける検査になり、今からだの中にコロナウイルスがいるかどうかが分かります。
PCR検査も抗原検査のひとつですね。
抗体検査は、仮にコロナウイルスにかかった場合に、自分のからだでできる抗体とういう物質を血液検査で調べる方法になります。
従って、簡単に言うと抗体検査でわかることは、今までにコロナウイルスにかかっていたかどうかが判ります。
当院でも抗体検査が出来るようになりました。
興味がある方、ご心配な方はお問い合わせください。
ご無沙汰しています。
新型コロナで生活が一変していますね。
みなさんの感染予防の成果でしょう。
コロナ以外の感染症もすっかり姿をくらましました。
手洗い、うがいで、三密を避けるが基本ですが、これが最も大切なことだと再認識しました。
クリニックは閑散としていますので、時間をかけてご相談にのれる状態です。
先日イチローが現役を引退しました。
彼は間違いなくスーパースターでした。
引退会見で印象に残る言葉がありました。
今後のことを聞かれた際、
監督はない、人望がないから
と答えていました。
???
と思いましたが、その後記者との接し方でかなり厳しい態度だったと聞きました。
ある記者は、イチローへのインタビューは地獄だった、とまで言っていました。
これはイチローが周りにもプロフェッショナルを求めていたが故だったそうです。
そのため、くだらない意図のはっきりしない質問をする記者には容赦なく厳しい言葉を浴びせたようです。
僕もなんとなくわかります。
僕も医療に関しては周りの人に責任感ある行動を求めます。
クリニックで院長として診察している限りいい加減な人に、わざとらしくニコニコ愛想笑いなど出来ません。
自分勝手な言い分を認めることができないのです。
もちろんしっかりとした親御さんは、全力でサポート出来ます。
多様化の時代、取り残されそうなアナログ人間です。
激しい咳が数週間続く病気です。
今ひそかに流行しています。
7月には都内の小学校を中心に家族まで含めて数十名の感染が確認されました。
その感染力と死亡率は麻疹に匹敵するほどです。
幸い麻疹と違って治療法があります。
早期発見・早期治療です。
ご相談ください。
百日咳は、乳幼児期に四種混合の予防接種で予防されます。
小学生以上のお子さんたちの時代は、三種混合ですね。
これは、0歳児の乳児期にかかると命の危険が高い病気なので、乳幼児がかかるのを防ぐ目的があります。
昔はこの予防接種の効果で、ずーとかからないと思われていたのですが、この予防接種の効果が案外早くなくなってしまうことが分かってきました。
今年の1月から百日咳と診断したら全例保健所に報告しなければならなくなったのですが、その報告数を見ると10代から30代の報告が多くなっています。
すなわち、小学校に入学するころには予防接種の効果がなくなっている可能性が高いのです。
百日咳の流行があると、予防接種を打つ前の乳児や効果が低い乳幼児に感染する可能性が高くなり、感染してしまうと重症化の恐れがあります。
日本小児科学会も最近予防接種のスケジュールを一部改訂し、小学校に入学前、MRワクチンを打つ時に、百日咳の予防接種を追加接種することをおすすめしています。
任意接種になりますが、大事なことだと思います。
ぜひ一度ご検討ください。
小児科専門医を見分けるコツについて
①看板をよく見る
小児科が専門のクリニックは、必ず〇〇小児科や〇〇こどもクリニックって名前になっています。
また、内科やほかの科と一緒に掲示している場合でも、必ず「小児科」を一番最初に掲げています。
「小児科・内科」ってな感じです。
「内科・小児科」の先生の多くは、内科が専門の先生が小児科も見ていることが多いです。
②診察の仕方の違い
小児科の先生の多くは、内科の先生と診察の手順に少し違いがあります。
まず最初に胸に聴診器を当てて聴診をしてから、その後最後のほうに口の中やのど診るようにしています。
これは、子供の場合のどから見ると泣いてしまうことが多いので、泣いて聞きづらくなるのを防ぐために先に聴診器を当てるのです。
内科では、頭から足の先までくまなく診察しなさい、っと教わるので、顔から診察する先生が多いようです。
ちなみに、胸の音を聞く聴診ですが、おもに「心臓の音」と「呼吸の音」を聞いています。
呼吸の音を聞くときは、吸っているとき(吸気)とはいているとき(呼気)の音を聞き分けて聞いています。
呼気と吸気の両方の音を一つの場所で聞くのが基本なので、それなりの時間がかかります。
時々聴診器をものすごく早く動かして聴診している先生っていますよね。呼気と吸気を聞いているか心配になります。
③細かい
これは仕方がありません。
0歳児から診察しますから、ちょっとの異常も見逃さないようにしますし、薬の量も体重に合わせて細かく調節します。
大人のように一回一錠とか一包とかの量ではないのです。
診察も結構細かいことまで根掘り葉掘り聞く先生が多いですよね。
こんな感じの点を気にしていると、お子さんにあった適切な小児科専門医に出会えるかもしれません。
小児科専門医って聞いたことありますか?
小児科が専門の医師ってどういうことでしょう?
6年間医学部に通って卒業後すぐ国家試験を受けて合格すると医師になります。
現在は、その後全般的な研修をやってから専門分野に分かれていくことになります。
小児科を専門とすると、小児科の研修をやってある程度の経験を積むと小児科専門医の試験を受けて合格すると、はれて小児科専門医となれます。
この小児科専門医になるための試験制度は、僕の一年先輩の代から始まって僕は2期目でした。
試験は、小児科全般にわたりますので結構ハードです。
小児科全般というと、
①遺伝・先天奇形・染色体異常
②栄養異常・代謝性疾患・消化器疾患
③先天代謝異常・内分泌疾患
④免疫異常・膠原病・リウマチ疾患・感染症
⑤新生児疾患
⑥呼吸器・アレルギー
⑦循環器疾患
⑧血液・腫瘍
⑨腎泌尿器疾患・生殖器疾患
⑩神経筋疾患・精神疾患(精神異常行動)・心身症
のすべての分野が該当します。
このすべての分野において、ある一定数の症例のまとめをレポートで提出し、筆記試験を受け、面接・口頭試問に合格して初めて、小児科専門医を名乗れます。
その後、5年ごとに資格の更新があり、継続していくことになります。
ちなみに、看板に小児科って書くのは、医師ならだれでも掲示できます。
内科をはじめとしたその他の科の先生でも、小児科って掲示できるのですが、小児科専門医の掲示は、この試験をパスした人しか掲示できません。
お子さんの健康の相談なら、この小児科専門医に任せていただけませんか?
テレビでは、花粉はまだ多く飛んでいると伝えていますが、スギの花粉はもうピークを越えていて、今後は減っていきます。
ただ、これからはヒノキの花粉が飛んでくるので、5月の連休くらいまで症状がある方は、このためです。
さて、当院ではスギ花粉症の患者さんに免疫舌下療法を行っております。
これは、スギの花粉のエキスを毎日少量口にしていただいて、身体をスギ花粉に慣らしてしまい、スギ花粉が飛んできても大丈夫なようにしてしまおう、といった治療になります。
かなりの効果が期待できて、8割くらいの人が飲み薬などを飲まないでいられるようです。
毎日一回口の中の舌の下にお薬を垂らして2分間そのまま、そのあとごっくんして終了です。
目安は3年程度、毎日続けなければならず、2割くらいの人はあまり効果がなく、また、効果が出た人でも3年後やめてしまうと1~2割程度の人は元に戻ってしまうようです。
また、12歳以上からしかできません。
患者さんにとってアレルギーの原因であるスギ花粉のエキスを身体に入れるので、理論上はアナフィラキシーといった強いアレルギー症状が出る可能性もあります。
でも、実際始めた方は今年の春はかなり快適に過ごされているようです。
興味のある方はぜひご相談ください。
なお、この治療はスギの花粉が飛んでいる時期は始められないことになっているので、当クリニックでは、6月から12月の間で開始しております。
また、この薬の処方には、講習会を受講して登録しなければならず、どこの病院でも受けられる治療ではありません。
あしからず。
うちのクリニックの受付って、超アナログですよね。
今は一般的になりつつある予約システムなどなく、受付に置いてある受付ノートに名前を書いて、早く来た順に診察です。
多少言い訳がましかもしれませんが、これにも僕なりの思い入れがあるのです。
まず、うちが開院した頃、時間の枠に数人予約をとるって感じのものが予約システムの主流でした。
大人のクリニックでは慢性の病気が多いためこのシステムで機能するのですが、小児科では急病のことが多く急な予約の確保には不向きなシステムでした。
予約の枠がすぐ埋まってしまうし、枠を増やすと予約時間を大幅に過ぎててしまい、待ち時間が長くなる、といった小児科には不向きな予約システムでした。
小児科の場合、急に具合が悪くなるので急いで診てもらいたいのに、予約の人優先でなかなか診てもらえないといったことが起こる可能性があります。
早く診てもらいたいのに、後からゆっくり来た予約の人が先に呼ばれてイライラする感じ、なんとなく想像できますね。
余談になりますが、僕の子供頃の話をしますね。
僕は今は東京のベットタウンとして栄えている埼玉の地方都市で育ちました。
僕のうちの近くには小児科のクリニックが少なく、車で20分くらいのところの駅前の一軒だけでした。
その先生の診察は午前中の50人だけで終了でした。
朝の7時に受付が開いて、受付ノートに名前を書いて、9時から診察が始まる、といったスタイルでした。
空いているときはいいのですが、冬のインフルエンザ流行期などは大変です。
その先生、ちょっと変わっていたかもしれませんが、腕は確かで、見立てが確かなので、人気がありました。
僕が子供のころ冬に熱を出すと、父親が朝の4時ごろから受付前に並んで順番を取ってくれていたそうです。
冬の寒い中、朝4時ごろから3時間ぐらい待っていてくれていたそうです。
僕がある程度の年になってこの話を聞いたとき、子供心に胸が熱くなった覚えがあります。
子供の具合が悪ければ、一刻も早く信頼できる病院にかかりたい、これってある意味親の愛情ですよね。
こんな経験があるので、うちのクリニックの受付は、受付ノートに書いた早い人順で診察しています。
超アナログ人間である僕の言い訳とも言えますが、しばらく当分の間は、やすだこどもクリニックの受付はこのスタイルでいきたいと思います。
みなさん、クリニックを受診してお薬もらって、治った気になっていませんか?
僕はきちんと診て、最適な治療法を選択して、的確なクスリを処方しています。
入院中のお子さんは、僕ら医師や看護師さん、助手さん達の医療チームが、24時間体制で治療にあたります。
しかし、自宅ではこの役目をお父さんお母さん家族で行わなければなりません。
これは責任のある大変なことです。
でも、とても大切で大事なことなのです。
いくら良い薬が処方されていても、ちゃんと飲めなかったら全く意味がなく、治療になりません。
キチンと安静を保ったり、消化に良い栄養価の高いものをなんとか食べさせたり、そういったことが大切なのです。
お子さんの健康を守るにはクリニックもご家庭もクルマの両輪のように、しっかりやることが大事だと考えています。